自動車保険は飲酒運転で事故を起こしても補償される?
カー坊カー坊

博士。気になったことがあったんですけど、自動車保険は飲酒運転で事故を起こしても補償は受けられますか。

くるま博士くるま博士

受けられるよ。ただし条件があって、「対人賠償」と「対物賠償」のみ補償が受けられる。だから、「人身傷害」や「車両保険」は補償を受けることはできないよ。

カー坊カー坊

そうなんですね。飲酒運転って自分の落ち度だから、保険は使えないのかと思っていましたが、「対人賠償」と「対物賠償」は補償を受けられるんですね。

くるま博士くるま博士

そうだね。「対人賠償」と「対物賠償」はあくまで相手に対する補償だから、事故にあった加害者側からしてみれば、相手が飲酒運転であっても変わりはないからね。

くるま博士くるま博士

また、さっきは「対人賠償」と「対物賠償」しか補償されないといったけど、同乗者の補償は受けることができるよ。

くるま博士くるま博士

例えば、助手席や後部座席に乗っていて怪我をした場合は、もしかしたら保険会社によって違いがあるかもしれないけど、多くの保険会社では補償を受けることができるよ。

くるま博士くるま博士

だから、結局補償されないのは自分だけなんだよね。

カー坊カー坊

まあそうですよね。飲酒運転なんて完全に自分の責任ですもんね。

飲酒運転でも自動車保険は使える

c514b98a3baf18cb79f9adf7874499d4_s

飲酒運転で事故を起こした場合でも、「対人賠償」と「対物賠償」は問題なく補償を受けることができます。人身傷害や搭乗者傷害保険は自分以外の同乗者は補償を受けることができます。

このようなことは保険会社の免責事由であらかじめ決められており、飲酒運転の場合はこのような決まりになっています。

ちなみに飲酒運転には3種類ある

cfdccf9964c9d1b2184300a2726ff234_s

飲酒運転には3種類あって、アルコールの量やその時の本人の状態によって、3種類に分けられます。

・酒気帯び運転(0.15以上0.25未満)
・酒気帯び運転(0.25以上)
・酒酔い運転

酒気帯び運転に該当するのは、呼気中アルコール濃度が0.15以上からとなっており、それ以下の場合はお酒を飲んでいても飲酒運転とはなりません。呼気中アルコール濃度が0.25以上になると、罰則が重くなります。

酒酔い運転とは、呼気中アルコールの検出に加え、正常に歩けない、ろれつが回らないなどがある場合で警察の判断次第になります。

ですので、酒酔い運転に該当するのはアルコールの量でなく、お酒が弱い方は、少量でもかなり酔っていれば、酒酔い運転になる場合があります。

※呼気中アルコール濃度0.15とは、アルコール血中濃度が0.03%の超えるとアウトとなります。酒の量でいうと個人差が多少ありますが、大体清酒半合もしくはビール中缶1本ぐらいからといわれています。ただし、アルコールは時間が経つと体内から抜けていくので、飲酒後の時間でも違ってきます。

飲酒運転の罰則

edb2a5956581885f1f242843bdf46332_s

・酒気帯び運転(0.15以上0.25未満)・・・違反点数13点(90日間の免停)3年以下の懲役または50万円以下の罰金
・酒気帯び運転(0.25以上)・・・違反点数25点(免取+欠格期間2年)3年以下の懲役または50万円以下の罰金
・酒酔い運転・・・違反点数35点(免取+欠格期間3年)5年以下の懲役または100万円以下の罰金

このように飲酒運転はかなり重い罰則を受けることになります。最低でも免停になるので気を付けましょう。

また飲酒運転では運転者だけでなく、同乗者やお酒を提供した方や飲酒を止めなかった方も罪になる可能性があります。

・車両を提供した場合
 酒気帯び運転・・・3年以下の懲役又は50万円以下の罰金
 酒酔い運転・・・5年以下の懲役又は100万円以下の罰金

・酒類を提供した場合
 酒気帯び運転・・・2年以下の懲役又は30万円以下の罰金
 酒酔い運転・・・3年以下の懲役又は50万円以下の罰金

・同乗等の場合
 酒気帯び運転・・・2年以下の懲役又は30万円以下の罰金
 酒酔い運転・・・3年以下の懲役又は50万円以下の罰金

このようにかなり重い罪になる可能性があるので、周りの方も十分に注意する必要があります。

自転車でも飲酒運転に

f4e4eafef11fc89797142233a2f64ba7_s

飲酒運転となる車両の中に自転車も含まれているので、自転車に乗っていても、一定の基準を超える量を飲酒していれば、飲酒運転になります。自転車の他にも、バイク、原付、三輪自転車、人力車、馬なども飲酒運転となる車両の対象となります。

ただし、刑事罰を受けるのは「酒酔い運転」のみとなっており、5年以下の懲役または100万円以下の罰金となります。ただ、酒気帯び運転の場合は、刑事罰がないだけで、刑事罰以外で罰則を受ける可能性はあります。