定員オーバーで事故を起こした場合、自動車保険は使える?
カー坊カー坊

ねえ博士。自動車には車種によって車に乗れる定員の数が決まっているじゃないですか。

くるま博士くるま博士

そうだね。軽自動車の場合は4人だったり、普通車の場合は5人だったり6人だったりいろいろあるね。

カー坊カー坊

ではもし、定員数をオーバーしているときに事故を起こしたら、自動車保険は使えるのでしょうか。

くるま博士くるま博士

定員オーバーはそもそも交通違反だからしちゃいけないんだけど、もし事故を起こしてしまった場合は定員オーバーをしていても自動車保険は使えるよ。

カー坊カー坊

そうなんですか。使えないのかと思ってました。

くるま博士くるま博士

ただどんな条件でも使えるというわけではないよ。自動車保険が使える対象となるのは「正規の乗車装置または当該装置のある室内に搭乗中の者」という決まりがあるから、これに該当しない場合は自動車保険は使えないよ。

カー坊カー坊

では「正規の乗車装置または当該装置のある室内に搭乗中の者」に該当しないときはどんな場合がありますか。

くるま博士くるま博士

そうだね。例えばトランクに乗車していた場合や正しく座っていない場合(後部座席を倒して寝そべったり)などの場合が、「正規の乗車装置または当該装置のある室内に搭乗中の者」が該当しないね。

カー坊カー坊

そうなんですね。気を付けないといけませんね。

定員オーバーで事故を起こした場合、正しく乗っていれば自動車保険は使える

定員オーバーで事故を起こした場合でも、「正規の乗車装置または当該装置のある室内に搭乗中の者」は補償の対象となるため、基本的には自動車保険を利用することができます。

ただ、「隔壁等により通行できないように仕切られている場所を除く」、「ただし、極めて異常かつ危険な方法で搭乗している者は除く」という注意書きもあるので、トランクに乗車していた場合や、後部座席を倒して寝そべって乗車していた場合などは自動車保険が利用できない可能性があるので注意しましょう。

12歳未満の定員は3人で2人

12歳未満の子供の場合は定員数を数えるとき、3人で2人という計算で数えることになります。

例えば4人乗りの軽自動車の場合、大人が二人乗っていた場合、12歳未満の子供の場合は2人ではなく3人まで乗ることができます。

子供でも13歳以上の場合は一人とみなされます。これは体がどんなに小さくても関係ないので注意しましょう。

ただそう考えると、12歳でも体が大きい子供はいるので、この道路交通法は少し疑問に思う感じもします。

定員オーバーの罰則

定員オーバーの罰則は、1点の減点と6,000円の罰金になります。

そこまで重い罰則ではありませんが、定員が増えることにより、シートベルトが足りなかったり、制動距離が伸びたり、自動車操作に支障が出てくる可能性があり、事故の原因にもなるので気を付けましょう。

実際に保険金が支払われなかった判例も

ワゴン車の後部座席を倒し、寝そべって乗車して死亡事故になった事故で、保険金が一切支払われなかった判例もあります。

こちらは最高裁まで行って決まった判例ですので、同じケースの場合は自動車保険は使えないと思います。

なによりも、シートベルトをして車に乗るということがとても大事なことです。シートベルトをしていたらかすり傷で済むような事故でも、シートベルトをしていなかったがために死亡事故になるということもあります。

ですので皆さんも定員数をちゃんと守り、シートベルトをして安全に車に乗るようにしましょう。

6歳未満の場合はチャイルドシートが義務化

6歳未満の子供を乗車させる場合はチャイルドシートに座らせることが義務化されています。

6歳以上になるとシートベルトの着用義務はなくなりますが、通常のシートベルトでは身長が約135cm~140cm以上の方を対象に作られているため、それ以下の体型の子供ではシートベルトが体に合わないことがあります。

ですので、6歳になったからチャイルドシートに座らせることをやめるのではなく、体が大きくなるまではチャイルドシートに座らせることが子供の安全につながります。

ちなみにチャイルドシートをしていないことの罰則は、1点の減点のみで罰金はありません。